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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2022年4月1日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:Angel Nickel ProjectのRKEF第3ラインが稼動開始

 2022年3月29日付け豪Nickel Mines社ニュースリリースによると、2022年3月29日、Halmaera島のWeda Bay工業団地(IWIP)内に同社が80%所有するAngel Nickel Project(ANI)が、4つのロータリーキルン電気炉(RKEF)ラインのうち、3本目を試運転開始したと発表した。同社は、2022年1月下旬にRKEF1号ライン、2月下旬にRKEF2号ラインを試運転し、3月25日に3号ラインの試運転を開始した。ANIのRKEF第4ラインは、2022年4月末までに試運転段階を開始する予定である。Nickel Mines社は声明で、ANIの試運転は、2022年10月の契約上の納期を大幅に前倒しするものである、と述べている。
 ANIの各RKEFラインの生産能力は年間9,000tで月間750tとなる。最初の2つのRKEFラインの生産レベルは、期待通りに立ち上がり続けている。RKEF1号ラインは現在、ニッケル金属で月産約500t(生産能力の約66%)、2号ラインは現在、ニッケル金属で月産約300t(生産能力の約40%)で操業している。
 すでに発試運転段階においては、ANIのRKEFラインからのニッケル銑鉄(NPI)生産は、電力供給状況により、年間36千tのニッケル生産定格容量の100%未満で操業される。
 同社によれば、ANIの各ラインにおける増産のため、IWIPの既存電力網からの追加電力供給を現在調整中である。ANIに電力を供給予定の発電所は2022年8月の試運転開始に向けて順調に進んでおり、運転が開始されれば、ANIの全4ラインの生産量が生産能力を上回るまで急速に増加する見込みである。
 ANIは、NPIの商業販売を開始するために産業事業ライセンス(IUI)の取得が必要であり、2022年5月に取得する予定。ANIで既に生産されたNPI(700t超のニッケル金属)は、現在ストックされている。ANIの操業開始により、当社の既存事業は大きく変化し、ニッケル金属の年間所要量は24千tから52.8t千へと2倍以上に増加する見込みである。また、2023年第1四半期までにOracle Nickel Project(ONI)の操業が開始することで、ニッケル金属の年間生産量はさらに78千tにまで増加する予定である。

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