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南ア:Gamsberg亜鉛鉱山における生産倍増の拡張計画が承認
2022年3月30日付けメディアによると、インド系資源グループのVedanta Zinc International社の役員会は、Gamsberg亜鉛鉱山(Northern Cape州)のPhase2拡張に係る7bUS$の投資を承認した。本拡張により、同鉱山の鉱石処理能力は倍増し、現状の4百万t/年から8百万t/年になり、亜鉛金属量にすると300千t/年が500千t/年になる。同社のPushpender Singla CFOによると、この拡張は「グリーン」な亜鉛生産を目指し、再生エネルギーの契約を進めている。プロジェクト建設には18~22か月を要し、建設期間で2,000~2,500人、操業中には800~1,000人の雇用をもたらし、地域の社会経済の発展に貢献する。同鉱山の精鉱は600km離れたSaldanha港から、中東、中国、欧州に輸出されている。同じくVedanta社が操業するナミビアSkorpion亜鉛精錬所にてGamsberg鉱山産の亜鉛硫化鉱から高品位亜鉛地金を製造する計画があるが、電力コストがプロジェクトを進める上でのキーとなっている。
