加：BC州Copper Mountain銅鉱山でトロリー式電動トラックの試運転が開始

　2022年4月4日付けの加Copper Mountain Mining社プレスリリースによれば、同社が75％権益を保有する加BC州Copper Mountain銅鉱山において、トロリー式の電動トラックの試運転を開始した。本プロジェクトは、株式会社小松製作所やBC Hydro社とのパートナーシップによるもので、銅鉱山からのCO₂排出量を少なくとも30％削減することを目的に、約1kmのトロリーアシスト式ダンプトラック1台およびパンタグラフ式電動トラック7台を導入する。Copper Mountain Mining社は2035年までのネットゼロ達成を掲げ、電化により今後5～7年で炭素強度を50～70％削減するとしている。同社によれば、240t運搬トラックに使用されるディーゼル燃料は同鉱山最大の温室効果ガス（GHG）排出源であり、燃料コストが大きな負担となっているという。そのため、同社の運搬ユニットでは、再生可能ディーゼル燃料、水素、バッテリー、燃料電池技術などの試験や研究が積極的に行われている。