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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2022年4月11日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:IWIP、2024年にニッケル製錬所数を52ラインに増加させると発表

 2022年4月1日付け現地メディアによると、北Maluku州Halmahera Tengah県でWeda Bay工業団地を運営するPT Indonesia Weda Bay Industrial Park(IWIP)は、現在同工業団地で合計36ラインのRKEF(ローターリーキルン方式)ニッケル製錬所が稼働しているとし、2024年には52ラインまで拡張すると予測した。製錬所の操業を支えるため、同工業団地では2024年に最大11GWの電力供給が必要になるという。
 これは、2022年3月29日に開催されたウェビナーで、IWIPのSubarwan Sakoi渉外担当マネージャーは、Weda Bay工業団地の開発は2段階に分かれていると述べた。IWIPは2018年から2020年にかけて、RKEF製錬所24ラインと5×250MWの発電所で第1段階の開発を完了し、総投資額は5bUS$に上った。
 Subarwan渉外担当マネージャーは、「IWIPは現在第2段階開発で、28のRKEF製錬ラインと6×380MWの発電所の開発を目標としている。2022年に入ってから(これまでに)合計36基のRKEF製錬ラインが稼働している。これは、フェロニッケル産業における驚異的な加速度である。」と述べた。

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