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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2022年4月14日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:PT MMPのニッケル製錬所プロジェクト、環境問題で難航

 2022年4月9日付け現地メディアによると、PT Mitra Murni Perkasa(MMP)は、東Kalimantan州Balikpapan市でのニッケルマット製錬所開発計画をめぐり、環境規制違反で告発されている。
 東Kalimantan州政府の環境事務所(PT DLH)の責任者であるEnce Ahmad Rafiddin Rizal氏によれば、同社が環境影響評価(Amdal)文書をまだ完成させていないため、同事務所はPT MMPによる整地活動を中断していると述べた。
 PT MMPは既にBalikpapan市からニッケル製錬所プロジェクトの主要許可を得ているが、整地活動を行う前にAmdalの承認を得なければならない。
 そのため、PT DLHは整地作業を中断させ、プロジェクト用地を封鎖した。しかしRizal氏によると、PT DLHはこの件を林業・環境省に引き渡し、同省が制裁措置を執るかどうかを決定する。
 環境保護団体Balikpapan Bay Care連合は、PT MMPが必要なAmdalを完成させずに整地を行い、整地活動が地元のマングローブ林に損害を与えたと非難している。
 また、国有コンサルタント会社PT Sucofindoは2022年2月に、PT MMPのニッケル製錬所プロジェクトのAmdal調査を2022年6月に完了すると発表した。Amdal調査は2021年10月から実施されている。
 PT MMPは、27,800t/年のニッケルマット生産能力を持つニッケル製錬所を開発する予定で、東Kalimantan州では初のニッケル製錬所となる予定である。同州の港湾都市Balikpapan市のKariangau工業団地の22.75haの土地に、ロータリーキルン電気炉(RKEF)技術を適用した製錬所を建設する予定である。
 PT MMPのAndrew Hidayatコミッショナーによれば、プロジェクトの総投資額は6.5tIDR(インドネシアルピア)と推定、2023年3月の完成を目指している。

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