豪：豪連邦ARENA、米Alcoa社がWA州Oakleyで実施する再生可能エネルギーを利用したアルミナ焼結技術のパイロット試験に8.62mA$の助成金を給付へ

　2022年4月12日付けのメディアによると、再生可能エネルギー産業を支援する豪連邦政府機関である豪州再生可能エネルギー機構（Australian Renewable Energy Agency：ARENA）は、米Alcoa社がWA州Oakleyで実施する、再生可能エネルギーを利用したアルミナ焼結技術のパイロット試験プロジェクトに8.62mA$の助成金を給付することを明らかにした。同プロジェクトは、同社が連邦科学産業研究機構（CSIRO）とのパートナーシップに基づき、19.66mA$を投じて行うもので、同社のWA州Pinjarraアルミナ工場にパイロット施設を建設し、同施設で再生可能エネルギーの電力を利用してアルミナ水和物の焼結を行い、Stage 1では140kW規模の電力で200kg/時、Stage 2では1,400kW規模の電力で2,000kg/時のアルミナ製造を行うというものである。また、同プロジェクトは、WA州政府がこのほど実施した、クリーンエネルギープロジェクトを支援する助成制度「Clean Energy Future Fund」の第2ラウンドにおいても、1.7mA$の助成金を受けることが決定している。