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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 鉄鉱石 アルミニウム/ボーキサイト ニッケル マンガン
2022年4月15日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:製錬所53基を建設する目標、巨大な火力発電所6基必要

 2022年4月12日付け現地メディアによると、インドネシア政府が2024年までに53の鉱物処理・精錬施設(製錬所)の建設と稼働を目標としていることを明らかにした。大容量の電力が必要となり、これらニッケル、ボーキサイト、銅、鉄、マンガン、鉛、亜鉛の製錬所の稼働に必要な電力は、5.6GWと見積もられる。
 これは、巨大な石炭火力発電所(PLTU)約6基分に相当する電力需要である。大規模PLTUは1基で1,000MWに達するものもあり、中部Java州のBatang石炭火力発電所、PT Bhimasena Power Indonesia(J-power、PT Adaro Power、伊藤忠のコンソーシアム企業)が1,000MW×2の容量を建設している。
 製錬所の推定電力需要は、エネルギー鉱物資源省(ESDM)鉱物石炭総局のSugeng Mujiyanto鉱物事業開発部長が、2022年4月12日に「製錬所産業の成功を支援するPLNと政府の準備」に関する議論において明らかにした。また、例えば北Maluku州では約1.5GWの電力が必要であり、銅製錬所も約1GWが必要だとした。国営電力会社PT PLNが、これらの製錬所に電力を供給することが期待されていると述べ、同社は、製錬所の電力需要に応えることを約束するとした。
 Sulawesi、Maluku、Nusa Tenggara及びPapua州のPLN地域担当ビジネスディレクターであるAdi Priyanto氏によれば、PT PLNは少なくとも現在までに220MVAの容量を持つ製錬所4社に電気を供給してきた。また、製錬所の見込み顧客6社と1,134MVAの容量で電力購入契約(PJBL)を締結、1085MVAの容量を持つ11もの見込み顧客とMOUに署名しているとした。

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