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- 鉱種:
- アルミニウム/ボーキサイト
中国:中国初の民営アルミナ工場が正式閉鎖
2022年4月9日、重慶市博賽鉱業(集団)有限公司(以下、博賽集団)は、このほど、傘下の南川先鋒アルミナ有限公司(工場)(以下、南川先鋒)が20年間の生産・経営の歴史を終え、2022年3月27日に正式に閉鎖したと発表した。南川先鋒は1997年、中国の非鉄金属輸出入会社で国際貿易に携わっていた袁志倫氏が南川鉱産物開発有限公司に加盟し、国内で最初にアルミナを生産した民間企業となり、20年以上にわたり、同工場は700万t余りのアルミナを生産した。関係者によると、今回の閉鎖は、老朽化に伴い生産コストが上がり、競争力が不足していることが要因だという。同工場の運営コストは同業界と比べて平均200~300元/t(約3,800~5,700円)高い。博賽集団は、南川工場を閉鎖し、重慶市万州アルミナ新設事業に投資を集中させることとなる。新たに建設された万州アルミナプロジェクトの敷地面積は約1700畝(ムー、約113ha)、総投資額は約75億元(約1,425億円)で、博賽集団の史上最大の単一投資プロジェクトで既に稼働を開始している。
