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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2022年4月25日 リマ 初谷和則

ペルー:Cuajone銅鉱山操業停止継続、Southern Copper社は鉱山拡張に向けた投資の延期を発表

 2022年4月19日付け現地紙によると、Southern Copper社のJacob財務担当副社長は、地域コミュニティの抗議デモにより2022年2月28日からCuajone銅鉱山(Moquegua州)の操業が停止していることに対して、鉱山会社の経営層は懸念していると述べたほか、本鉱山の拡張を目的として予定されていた850mUS$の投資の無期延期を決定した旨明らかにした。
 本鉱山の労働者連盟は、5千名が生活する鉱山キャンプ地への水供給のデモ隊による遮断に加え、操業停止による雇用喪失への恐れから、2022年4月20日に実力行使で給水バルブを開栓する方針を示した。
 他方、抗議を実施するTumilaca、Pocata、Coscore、Talaコミュニティは、Southern Copper社がコミュニティの土地を不当に利用していると主張、5bUS$の補償や純利益の5%の支払いを要求している。
 また、本コミュニティのMendoza顧問は地元紙のインタビューにおいて、Anglo Amiercanによる協力のもとで本コミュニティが設立した企業Ecoserv TPCT社は、17台の4WDを購入しQuellavecoプロジェクト(Moquegua州)へリースしているほか、フェンスの設置をはじめ様々な工事を受注していると説明、Ecoserv TPCT社はCuajone銅鉱山のサプライヤーとなることもできるとの考えを示した。さらに、Southern Copper社と合意できない場合、Southern Copper社は撤退し、Ecoserv TPCT社がCuajone銅鉱山の採掘を実施して利益の50%を国へ納付することができると表明した。
 このような状況の中、2022年4月20日、ペルー政府はCuajone銅鉱山が位置するMoquegua州Mariscal Nieto郡に対して、非常事態宣言を発令した。

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