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英:LMEのロシア制裁に対する理解と対応
2022年4月1日付けで、LMEは、ロシア制裁に対するLMEの理解とこれに対して講じた措置を公表した。
・ウクライナDonetsk州及びLuhansk州への投資やこれら地域からの輸入の禁止(2022年2月22日米国など):当該地域ではTPK Urksplav社が生産するアルミニウム合金ブランドURVがあるが、同ブランドは現在停止されており、LMEワラントに在庫はない。
・実業家Alisher Usmanov氏に対する制裁措置(同2月28日EU)、Rusal社のOleg Deripaska社長に対する制裁措置(同3月10日英国):LME上場銘柄には影響を与えない。
・2022年3月8日に導入されたロシアの輸出入制限:金属は含まれないため、LME銘柄には影響しない。
・EUによるロシア由来の鉄鋼製品の購入、輸送、輸入の禁止(Reguration(EU)2022/428):LMEの現物引渡し契約には影響を与えないが、インデックスプロバイダーとともにLME steelの契約に影響を及ぼすかどうかを調査中。
・英国によるロシア産の銅、鉛、一次アルミニウム、アルミニウム合金の輸入に対する追加関税(35%)賦課:2022年3月25日以前にロシアから輸出された場合を除き、LME上場英国倉庫でのロシアブランドのワラントの取り扱いを即時停止。
・LME、LME Clearのいずれにも、ロシアの事業体のメンバーはいないが、少数の会員が制裁対象となったロシアの個人または団体と直接的または間接的にオープンポジションを持っている可能性がある。このような場合、会員は制裁対象者への支払いが行われないようにすることを含め、直ちに制裁遵守の行動を取らなければならない。
