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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛
2022年4月27日 ジャカルタ 白鳥智裕

インド:Hindustan Zinc社、生産能力増強のため海外鉱山とインドでの新規鉱区を模索

 2022年4月24日付け現地メディアによると、Hindustan Zinc社は2021/22年度を通して初めて1年間に1百万tを超える金属を採掘することに成功し、現在、生産量を2.5百万t/年に引き上げるため、海外の鉱区の購入を検討している。Hindustan Zinc社のArun Misra CEOによれば、同社はすでにアフリカで探査を行っており、海外鉱区で0.5~1百万t/年の金属を購入する計画である。
 また、インド国内で新しい鉱区を購入し、自国での生産を12か月で1.5百万tまで強化することも可能だという。Rajasthan州当局は、本年度の後半に亜鉛と鉛の新しい鉱区を入札によって公売する準備をしている。
 Hindustan Zinc社の属するVedanta Group社は、現在インドに輸入されている亜鉛合金を製造可能である。同社は、生産量30千t/年の亜鉛合金工場を建設中で、2022/23年度第4四半期までに操業を開始する予定である。
 副産物として発生する硫酸を利用した肥料工場も計画中である。この計画は、2015年に初めて導入されたが、Rajasthan州の地元住民の反対もあり、遅れている。この計画は最終設計段階にあり、Misra CEOは2022年6月までに取締役会の承認を得、その後建設が開始され、2024年までの稼働を見込んでいる。
 世界市場で高騰している亜鉛の製錬コストについて、同CEOは「すぐに軟化することはないだろう」とする。また、ロシアがウクライナに侵攻する以前から、電力コストの上昇や中国が気候変動に対応するために製造能力を低下させていることが原因で、亜鉛の製錬コストはじりじりと上昇を始めているという。

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