ペルー：Buenaventura社、操業鉱山の2021年生産量や2022年の見通しを発表

　2022年4月22日付け現地紙によると、Buenaventura社は、子会社El Brocal社の2021年第1四半期の生産量は銅10,159t、鉛2,479t、亜鉛8,772tでほぼ生産見通しに一致する結果であった一方、銀の生産量は品位低下により1.06百万oz（約33t）で、生産見通しを下回ったと発表した。また、2022年3月19日に発生したピットでの土砂崩れで従業員3名が死亡したことに哀悼の意を表し、原因究明の調査を継続していると報告した。
　Yumpag銀プロジェクト（Lima州）に関しては、下請業者の交代により2022年第1四半期に開発ペースが加速したほか、Camila鉱床やTomasa鉱床での探鉱も前進したと報告した。なお当局に提出済みの環境影響詳細調査（EIA-d）によれば、本プロジェクトの開発投資額は141mUS$、鉱山建設期間は約2年間で坑内掘りが計画されるほか、将来的に近傍に位置するUchucchacua銀鉱山（Lima州）に統合される計画となっている。
　さらに、Uchucchacua銀鉱山においても、Nora-Geraldine鉱床を中心に計画通り探鉱坑道の掘削や試錐を進めていると報告した。