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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2022年4月28日 ジャカルタ 白鳥智裕

フィリピン:Global Ferronickel Holdings社、2022年度の鉱石生産は目標を上回る見込み

 2022年4月21日付け現地メディアによると、Global Ferronickel Holdings(FNI)社は、ニッケルの需要増加と価格の上昇が続いているため、2022年の鉱石生産量が目標を上回る見込みである。
 FNI社による規制当局への報告によれば、生産と輸出の目標である5.5百万wmtは、天候が許せば上回る可能性が高いとする。その内訳は、60%が低品位鉱、40%が中品位鉱となる予定である。
 FNI社のDante Bravo社長は、中国の需要が堅調であること、ニッケル価格がここ数年上昇していることから、同社は強気であり、また現在の世界的な出来事は原油価格に悪影響を及ぼしており、電池にニッケルを使用する電気自動車(EV)への評価が高まっているとする。
 FNI社の子会社であるPlatinum Group Metals(PGMC)社は、中国のGuangdong Century Tsingshan Nickel Industry(GCTNICL)社向けに53,700wmtの低品位ニッケル鉱石の出荷を2022年に開始した。
 PGMC社の2022年の出荷目標の約半分は、すでにGCTNICL社向けと決まっており、残りは他の顧客へ出荷する予定である。
 PGMC社は、GCTNICL社および中国Baosteel Resources International社と一般的なニッケル鉱石供給契約を締結しており、それぞれ20回、30回の出荷を予定している。なお、全ての需要家に対する市場実勢価格は、個々の注文確認時に決定される。
 FNI社は、フィリピン第2位のニッケル生産会社である。子会社には、PGMC社、FNI Steel社、FNI Steel Landholdings社、Surigao Integrated Resources社、PGMC-CNEP Shipping Services社、PGMC International社がある。
 FNI社の純利益は、世界市場でのニッケル鉱石価格の上昇を受け、2021年に1.98bPHP(フィリピンペソ)に急増した。
 同社のニッケルプロジェクトはSurigao del Norte州の4,300ha以上に及び、7つの連続したラテライト鉱床に分かれており、それらは8km以内である。
 FNI社は、2042年までの25年間、鉱物生産分与契約の対象となっている。

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