閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2022年5月10日 バンクーバー 佐藤佑美

加:MB州Tanco鉱山がリチウム精鉱の生産を再開、北米市場向け原料供給を目指す

 2022年4月29日付け地元メディアによれば、中Sinomine Resources社(中鉱資源集団股份有限公司、以下、中鉱資源)は、MB州Tancoリチウム・タンタル・セシウム鉱山において2021年12月からスポジュメン精鉱の生産を再開した。同社は約2千tの精鉱を姉妹会社であるJiangxi Donpeng New Materials社(江西東鵬新材料有限責任公司、以下、江西東鵬)に向け出荷し、バッテリー品質の水酸化リチウムおよび炭酸リチウムの生産ラインに供給されたという。MB州の記録によれば、Tanco鉱山では1984~2009年にかけて約1.8百万tのスポジュメン精鉱が生産されたが、以降は生産活動を停止していた。中鉱資源は2019年に米Cabot社から同鉱山権益を買収し、リチウム生産再開に向けてミル等の設備改修に取り組んできた(2022年2月15日付 ニュース・フラッシュ:中鉱資源、ジンバブエBikitaリチウムプロジェクトを買い取り参照)。2022年末にかけてランプアップを行い、フル生産能力(30千t/年、精鉱品位5.5%)に到達することが目標だとしている。残存する概測資源量は1.3百万t(品位:Li2O 2.7%)、予測資源量は657,694t(品位:Li2O 2.6%)とされている。Joey Champagne北米事業ディレクターは、現在精鉱は全量が江西東鵬向けに出荷されているが、長期的には水酸化リチウムおよび炭酸リチウムプラントを現地に建設し、北米市場への供給を目指しているとコメントしている。

ページトップへ