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インドネシア:PTVI、Pomalaa HPALプロジェクト開発の新たなパートナーとして華友コバルト業を指名
2022年4月28日付け現地メディアによると、PT Vale Indonesia(PTVI)は、2022年4月27日、東南Sulawesi州Kolaka県Pomalaaでの高圧酸浸出(HPAL)処理施設開発について、中Zhejiang Huayou Cobalt社(浙江華友鈷業股份有限公司、以下華友コバルト業)と共に枠組み協力契約(FCA)を締結したと発表した。
両社は、PomalaaのHPALプロジェクトに関する主な事項について、以下のとおり基本合意を締結した。
・華友コバルト業はPomalaa HPALプロジェクトを建設・実施し、PTVIはPomalaa HPALプロジェクトの株式の最大30%取得の権利を有する。
・Pomalaa HPALプロジェクトは、華友コバルト業が実証済みのHPALプロセス、技術、構成を採用し、PTVIのPomalaa鉱山のリモナイト鉱および低品位サプロライト鉱を処理し、最大で120千t/年のニッケル生産能力を持つ混合水酸化物沈殿物(MHP)を生産するもので、華友コバルト業はPomalaa HPALプロジェクトの建設、実施に協力する。
・両社は、本プロジェクトにおける二酸化炭素排出量を最小限に抑えるよう協力し、さらに、Pomalaa HPALプロジェクトのいかなる電力源にも、自家用または専用の石炭火力発電所を使用しない。
両当事者は、遅くとも本FCAの署名後6か月以内に最終契約を締結する予定である。PTVIは、3年以内の完工を目指し、この協力協定により、既に開始されている工事を継続・加速させる。
この発表は、PTVIのパートナーであった住友金属鉱山株式会社が、今後の進展が見込めないとしてプロジェクトから撤退することを発表してから、わずか数日後に行われたものである。
