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2022年5月12日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:MIND ID、PTFIの株式所有で174tIDRの配当を期待

 2022年5月9日付け現地メディアによると、国有鉱山持株会社MIND IDは、PT Freeport Indonesia(PTFI)の株式51%を所有していることで、2035年までに174tIDR(インドネシアルピア)の配当利益を受け取ると推定されている。
 また、政府がMIND IDを通じてPTFIを買収するメリットは次のとおりである。
1.世界最大の金鉱山の獲得
 Papua州Mimika県にあるGrasberg銅・金・銀鉱山は世界最大の金鉱山で、PTFIが管理してきた。この鉱山が産出する金属の価値は、150bIDR以上と推定される。
2.51年待ったインドネシア政府の過半数取得
 1967年以来、インドネシア政府はPTFI株の9.36%しか保有しておらず、米Freeport-McMoRan(以下、FCX)が90.64%を保有していた。51年後経ち、ようやくPTFIの株式51.2%を、PT Inalum(PT Indonesia Asahan Aluminium)を通じてインドネシア政府が過半数所有することになった。
3.価格に見合う価値での取得
 51.2%の株式取得にあたり、PT Inalumは38.5bUS$(56tIDR)をFCXに支払った。この価格は、2017年に4.5bUS$と試算したインドネシア地質学者協会の計算よりも低い。この費用は、2022年以降、平均2bUS$/年(27tIDR)を超えるPTFIの純利益によって賄われる予定である。
4.CoW期限後の困難な無料取得
 2021年に石炭事業者の鉱業事業契約(CoW)は終了したが、その後、インドネシア政府が必ずしも支出をせずにPTFIを取得できるとは限らない。むしろ、現在必要とするコストより大きいとみられる。

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