ペルー：経済財務大臣、鉱業投資促進政策を発表

　2022年5月10日付け経済財務省（MEF）の発表によると、同日、第14回国際金・銀・銅シンポジウムの開会式に出席した同省のGraham大臣は、ペルーにとって鉱業は最も重要な産業の1つでありながら、社会争議による打撃を受けていると述べた上で、鉱業投資促進のため以下の対策を実施すると発表した。
・争議件数低下のため、鉱業影響エリアを優先して公共投資パッケージを承認し、特別実行ユニットによる迅速な公共投資を実施する。
・鉱業Canonの60％が未利用であることから、地方自治体による本財源の利用をサポートする特別チームを配備する。
・探鉱許認可手続きの取得にカナダは2か月、ペルーは約2年かかることから、手続簡素化を目的とする規則改定を行う。
・水資源庁（ANA）や国立自然保護区管理局（SERNANP）、地質鉱業冶金研究所（INGEMMET）、環境監査監督庁（OEFA）等の許認可審査や監査などに関与する機関が、規定の期間内に手続きを処理できるよう、これら機関に人員増強のための予算を充当する。
・鉱業・エネルギー執行協議会（Mesa Ejecutiva Minero Energetico、MEFを筆頭とする各省や鉱業エネルギーセクターの民間組織代表者らによる制度上の障壁や必要な改善点などについて協議する官民会議）を再開する。