閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他 リチウム
2022年5月26日 バンクーバー 佐藤すみれ

米・メキシコ:米国連邦上院議員ら、墨AMLO大統領による一連の政策を懸念しBiden大統領に優先的対処を要請

 2022年5月24日付け報道によると、米国の共和党と民主党の上院議員10名が連名でBiden大統領に対し書簡を送付し、墨Andrés Manuel López Obrador(AMLO)大統領による反企業的な一連の政策に対し優先的に対処するよう要請した。その中で懸念される事項として挙げられたものの一つには、米Vulcan Materials社の墨現地法人であるSac Tun社がQuintana Roo州に保有するLa Rosita石灰石採石場の操業停止問題がある。AMLO大統領は2022年1月以降、同採石場が隣接するカリブ海の生態系に影響を及ぼしていると非難したほか、過去の政権下で手続き上の問題があったことから同社の採掘に係る権利が無効であると主張し、その後同年5月には環境天然資源省がLa Rosita採石場の操業停止を命じた。一方でVulcan Materials社は、同社が過去30年以上に亘って必要許可を得たうえで操業を行ってきたと主張しており、墨政府による閉鎖命令に対し法的手続きを開始している。また、書簡の中では、エネルギー・電力部門においても、複数の米国企業がメキシコ国内に所有する施設が閉鎖された事例が数多く見られることに加え、墨連邦議会がリチウムの採掘と抽出を国有化する鉱業法改正を2022年4月に可決したことによって、メキシコにおけるビジネス環境の予測可能性がこれまで以上に害されているとの見解が綴られている。このため、墨政府がこれまでに施してきた措置を覆し、米国とメキシコの経済関係がこれ以上損なわれることを防止するため、直ちに墨政府に対して働きかけを行うよう訴えられた。

ページトップへ