豪：Mallee Resources社、TAS州Aveburyニッケル鉱山の操業を再開

　2022年5月18日付けの地元メディアによると、豪Mallee Resources社は、2008年から当時のニッケル価格低迷を背景に休山していた、TAS州Aveburyニッケル鉱山の操業を再開したことを明らかにした。同鉱山は、豪Dundas Mining社が2016年に中MMG社から買収した後、操業再開が予定されていたが、Dundas社は2021年後半に任意管理手続きに入っていた。Mallee社は2022年3月に、同鉱山をDundas社の債権者である豪Hartree Mining社や管財人などに総額85.9mA$を支払うことで同鉱山を取得し、2022年5月に同鉱山再開に必要とされる許認可の全てをTAS州政府から取得したとしている。同鉱山は、JORC規定に準拠する鉱物資源量が29.3百万t（品位：Ni 0.9％）と計上されており、地下坑と選鉱施設、採掘インフラなどが確立されているとされている。