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フィリピン:フィリピンの投資魅力は如何か
2022年5月25日付けメディアによると、カナダの政策シンクタンクFraser Institute社が毎年行っている鉱業・探査企業に関する調査の最新版で、フィリピンは84の対象地域(州、国)のうち、投資魅力指数で57位となった。
この調査では、鉱物資源の保有状況や、税制や規制の不確実性などの公共政策の要因が、探査投資にどのような影響を与えるかが評価される。
投資の魅力度指標は、鉱業探査への投資を促進するため、最も魅力的な政策を持つ管轄区域を特定するものである。これは、地質学的な魅力(Best Practices Mineral Potential Index)と政策環境(Policy Perception Index:PPI)の組み合わせで構成されている。鉱物の潜在的な可能性という点では、フィリピンは29位だった。しかし、PPIランキングでは83位と、最も魅力に欠ける国・地域となっている。
報告書によると、環境規制に関する不確実性、規制の矛盾、法制度、税制、係争中の土地権利、政情不安、治安などが、フィリピンへの投資を躊躇させる要因として挙げられている。
