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2022年6月1日 ヨハネスブルグ 栗原政臣

南ア:世界銀行、南アの2022年鉱産物利益は構造的問題により相殺されると予想

 2022年4月13日付けメディアによると、世界銀行は南アの2022年の成長率を2.1%と予想しているが、コモディティ価格による恩恵は同国で続いている電力不足等の構造的問題によって相殺されるとした。
 2022年4月13日付け最新報告書のAfrica’s Pulseに掲載された南アの成長率は、持続的な構造的制約の影響を受け、2022年は対前年比2.8%低下すると予想されている。報告書では、2021年の南アフリカの成長率は4.9%と推定されており、これは2021年10月の報告値から0.3ポイント上方修正され、2020年の6.4%の経済縮小から回復することを意味している。
 南アの回復は、高止まりするコモディティ価格の恩恵を受けつつも、引き続き電力不足、輸送・物流の非効率性、労働・製品市場の硬直性等の構造的問題に阻まれると予想される。また報告書は、約35.3%という高い失業率は歳入の確保を困難にし、財政再建計画を危うくする可能性があると警告している。一方、原油価格の高騰はインフレを促進し、貧困層に一層深刻な影響を与える可能性があり、ロシアとウクライナの戦争は見通しに不確実性を与えているとしている。

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