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鉱種:
その他 ニッケル
2022年6月1日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:Bahlil Lahadalia投資相、ニッケル電池材料に輸出税を課税へ

 2022年5月25日付け現地メディアによると、Bahlil Lahadalia投資相は、国内電池製造業の発展を促すため、ニッケルの電気自動車(EV)電池材料の輸出税を検討していることを明らかにした。また2022年5月24日、一部の国では、電池セル製造施設をEV製造工場の近くに設置することを義務付ける政策をとっていると述べた。
 Bahlil大臣は、独VW社と独BASF社がインドネシアに投資して前駆体を生産し、それを輸出して海外で電池セルを生産する計画であることを例に挙げ、「問題ない、彼ら(2社)には後で(前駆体の)輸出税が課されるが、(税率は)原料(ニッケル)の税金より低くなる。」と述べた。
 政府は現在、同国を地域のEVハブにすべく、国内のEV用電池サプライチェーンの整備を進めている。また、将来の電池原料確保のため、ニッケル銑鉄とフェロニッケルに累進輸出税を課す計画を発表している。

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