閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
2022年6月8日 ヨハネスブルグ 栗原政臣

ザンビア・DRコンゴ:加Barrick Gold社、アフリカの銅プロジェクト参入へ

 2022年5月10日付けメディアによると、加Barrick Gold社は、世界で最も重要な金属のひとつである銅の事業拡大を目指し、ザンビアとDRコンゴの両国で銅のプロジェクトを探している。同社は既にザンビアに銅鉱山を所有しており、2022年4月にはパキスタンで7bUS$の銅・金プロジェクトの計画を発表した。銅は脱炭素社会にとって不可欠なものであり、世界的には新規の供給が課題となっている。このような中、同社のMark Bristow CEOは、中央アフリカのCopperbelt地域に事業機会を見出そうとしていると、Cape Townでのインタビューで語った。ザンビアとDRコンゴの国境にまたがる当該地域には世界で最も豊かな鉱床があるが、両国の政策によって外国の鉱山会社は撤退し、新規投資は阻まれてきた。しかしザンビアでは、2021年の選挙でHakainde Hichilema大統領が圧勝し、経済成長を公約に掲げ鉱山会社との関係修復を目指していることから、状況が急激に変化している。Barrick社のライバルとなる加First Quantum Minerals(FQM)社は2022年5月8日、投資環境の改善と懸案事項の解決に向けた新政権の取り組みを理由に、ザンビアKansanshi銅鉱山に対する1.25bUS$の拡張プロジェクトを承認した。
 Barrick社のBristow CEOは、2022年に5月9日にHichilema大統領と会い好意的な印象を受けたと語っている。同CEOは、DRコンゴ政府と2018年の鉱業法改正を辛辣に批判してきたが、同国の鉱物資源の豊富さは無視できない。同CEOはまた、以前Randgold Resources社のCEOとして巨大な金鉱山を建設したDRコンゴで銅と金の鉱山を開発することに興味があると述べ、Barrick社は金・銅事業への投資を考えており、DRコンゴは鉱物資源にとても恵まれているので機会を見つけることができるだろうと語った。

ページトップへ