加：BC州政府とTahltan族が鉱業の許認可に関する協定を締結

　2020年6月7日付けの現地報道によると、加ファーストネーションのTahltan中央政府（TCG）とBC州は、2019年11月に同州で可決された「先住民族の権利に関する宣言」に基づき、同意に基づいたうえで意思決定を行う協定を初めて締結した。
　今回の合意はTahltan族の領土内の土地利用権と権利を尊重するものであり、両政府は環境評価と許認可発行におけるBC州の伝統的アプローチを変えるために協力する。さらに持続可能な鉱業と世界クラスの環境基準や慣行の構築を意図している。
　Tahltan族は同州内で94km2に及ぶ領土を有しており、領土内には加Imperial Metals社のRed Chris銅・金鉱山など豊富な鉱物資源がある。本合意においては加Skeena Resources社のEskay Creek Revitalizationプロジェクトの環境審査に関し、同意に基づいたうえでの意思決定の内容が示されており、審査の予見性が確保されている。同プロジェクトの許認可が発行された場合、先住民族政府から許認可を受けた初の鉱山事業となる。