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2022年6月9日 ヨハネスブルグ 栗原政臣

ザンビア:エネルギー危機からグリーンエネルギーへ

 2022年5月12日付けメディアによると、ザンビア国有企業ZCCM-IH社のDolika Banda取締役会長はMining Indaba2022において「ザンビアは、エネルギー危機によって発電能力の増強と低炭素の再生可能エネルギー源への移行を同時に行うことができる状況を生み出した」と語った。
 ザンビアでは不安定な電力供給により頻繁に停電が起こる。同国の電力供給源は伝統的に水力発電に依存してきたが、同国にある世界最大級のKaribaダムは何十年も適切なメンテナンスを受けていない上に、最近では降雨量の変動によりしばしば発電能力が低下する。こうした背景により国は代替エネルギーとしてグリーンエネルギーという選択肢を検討せざるを得なかった。結果としてザンビアは、グリーンエネルギー・環境大臣を任命している数少ない国のひとつとなった。
 同国にて加First Quantum Minerals(FQM)社が有する鉱山プロジェクトでは、太陽光発電が採用されている。また地熱発電、風力発電、水力発電設備の追加といった全選択肢が電力供給源として検討されうる。また、ザンビアは、南ア同様に国有電力会社があり国の送電網を担っているが、鉱山は必要な電力を自ら供給可能であり、Copperbelt地域においては銅鉱山に電力供給を行う他の電力会社もある。
 また、鉱山周辺には広大な森林が広がっており、環境面での重要な機会となっている。Banda取締役会長は、「鉱山会社は既にこれらの森林を二酸化炭素の吸収源、つまりエコフォレストにしようと考えており、これによりカーボンオフセットやカーボントレードによって気候変動への影響を軽減できる」と説明した。

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