閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル
2022年6月10日 シドニー Whatmore康子

豪:Queensland Pacific Metals社、QLD州TECHニッケル・コバルトプロジェクトにおいてニューカレドニアSMT社と10年間の買鉱契約を正式に締結

 2022年6月2日付けの地元メディアによると、豪Queensland Pacific Metals社は、QLD州TECHニッケル・コバルトプロジェクトにおいて、2023年から最大600千wmt/年のリモナイト鉱石(目標平均品位:Ni 1.6%、Co 0.18%)の供給を10年間にわたって受けるという拘束力を持つ契約を、ニューカレドニア拠点のSociete des Mines de la Tontouta(SMT)社と締結したことを明らかにした。Queensland Pacific社は、同契約に基づく買鉱価格については明らかにしていない。Queensland Pacific社は同プロジェクトにおいて、2017年9月にSMT社及びニューカレドニアのSociété Minière Georges Montagnat(SMGM)社と、2020年以前の時期から5年間にわたり600千wmt/年のNi、Co鉱石の供給を受けるというMOUを締結した後、2019年10月には同MOUに基づく買鉱期間を10年間に延長すると発表していた。また、Queensland Pacific社は同プロジェクトにおいて、2022年3月に、仏Eramet社の子会社でニューカレドニアに拠点を置くSociete Le Nickel(SLN)社と、最大1百万wmt/年のリモナイト鉱石(目標平均品位:Ni 1.6%、Co 0.18%)の供給を5年間にわたり受け、その後、両社が合意すれば供給期間を更に5年間延長するという拘束力を持つ買鉱契約を締結している。

ページトップへ