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ニュース・フラッシュ

鉱種:
ニッケル
2022年6月14日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:工業省、ニッケルベース産業の川下化でKI NIS工業地帯を支援

 2022年5月20日付け現地メディアは、工業省(Kemenperin)が、ニッケルベースのものを含む下流の産業活動を行う工業地域の設立を奨励している件を報じた。Java島以外の工業団地の開発は、天然資源型産業の川下政策に対応するもので、商品の付加価値を大幅に増加させ、輸入代替努力、雇用数の増加だけでなく、地域のコミュニティと経済の福祉を向上させることができる。インドネシアは、世界のニッケル埋蔵量の52%にあたる72百万t(2020年)を有しており、産業分野への投資の魅力は大きい。
 産業省の景気担当大臣専門スタッフAndi Rizaldi氏は、産業省が2035年までの産業地域開発をまとめ、その中には、非石油・ガス加工産業部門の付加価値創出におけるJava島以外の地域の役割として、国の非石油・ガス加工産業部門の付加価値総額の40%増加が含まれている、とした。目標には、Java島以外の開発を優先した36の工業団地の建設が含まれ、これは約50千haの土地の提供と、各県及び都市に少なくとも一か所、新たな中小企業(IKM)センター建設することを支援するとしている。
 Ma’ruf Amin副大統領は、2022年5月19日、東南Sulawesi州北Konawe県Motui地区にあるNusantara Industri Sejati工業団地(KI NIS)の起工式で、「政府は、KI NISが川下の付加価値を最適化し、雇用を創出し、地域経済を活性化できるよう開発を奨励する」とした。
 KI NISは、ロータリーキルン炉(RKEF)技術を使用した製錬所を建設する予定である。初期段階の生産能力は70千tで、ニッケル含有量は10~12%である。この製錬所は、第一段階として375haを利用して建設される予定である。

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