閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
イルメナイト
2022年6月16日 ヨハネスブルグ 原田武

マダガスカル:Rio TintoのQMMイルメナイト鉱山、抗議者との合意により再開

 2022年5月25日付けメディアによると、Rio TintoのQIT Madagascar Minerals(QMM)イルメナイト鉱山の生産は、2022年5月18日からの5日間の停止を経て5月23日に再開された。マダガスカル南東部にあるQMM鉱山の周辺地域のコミュニティは、鉱山から周辺環境に放水が行われ、その後魚の死骸が見つかったことに抗議している。Rio Tintoは、水のサンプリングデータから放水と魚の死骸の間に関連性はないとしていが、魚の死骸発見後、地元自治体は当該地域での漁業を禁止したため地域生活に影響を及ぼしている。Rio Tintoは、コミュニティの不安を理由に2022年5月18日にQMM鉱山の操業停止を決定したとし、同年5月22日にQMM、当局及びデモ隊の間で交わされた合意により全ての道路封鎖が解除され、QMMは同年5月23日に操業を再開できたと述べている。署名の際、QMMはコミュニティへ和解のシンボルとしてコブ牛と米を渡し、さらに、影響を受けた漁業コミュニティへの食糧供給を2か月間継続することに同意した。Rio Tintoは、QMMが3月中旬に5,000~7,000人が住む同コミュニティへの食糧供給を開始したとしている。
 5月上旬にRio Tintoは、LondonとMelbourneでの年次株主総会で、この放水に関して非難を浴びた。Rio TintoのSimon Thompson前会長は、Londonの年次総会で、周辺コミュニティのために水処理プラントを建設しきれいな水を供給するプロジェクトを行う予定とし、Rio Tintoはマダガスカルでの操業ライセンスを強化するためにやるべきことがあることを認めると述べた。Rio Tintoは2022年5月24日、新しい水処理設備が2022年半ばまでに設置される見込みと述べた。

ページトップへ