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インドネシア:PT Kapuas Prima Coal、インドネシア初の鉛製錬所での生産強化を継続
2022年6月10日付け現地メディアによると、PT Kapuas Prima Coalは、2022年初頭に試運転を開始した鉛製錬所の生産強化を続けている。
政府は精製レベルの要件を満たさない特定の鉱物商品について、輸出禁止規制を実施している。そのため、鉱業分野の事業者は、輸出枠を継続的に受け取るために、与えられた期限内に製錬所プロジェクトを速やかに完成させることが求められている。
鉛、亜鉛、鉄鉱石などの金属鉱物を生産するPT Kapuas Prima Coalは、政府の規制を遵守するため、さまざまな取り組みを続けている。同社は、鉛製錬所の建設を完了し、2022年6月上旬に商業運転を開始している。また、亜鉛製錬所については、2023年前半の完成を目指し、現在建設中である。
PT Kapuas Prima CoalのEvelyn Kioeディレクターは、インドネシア初で唯一の鉛製錬所として、2022年は最大8千tの鉛地金を生産し、製錬所の売上目標は29mUS$に達する予定であるとした。
一方、亜鉛製錬所については、現在、建設プロセスの85%程度に達している。その後、30千t/年のインゴット生産を目標とする。同社の亜鉛製錬所は、現在100%輸入に頼っている同国の亜鉛商品需要に応えるものと期待されている。
