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ニュース・フラッシュ

鉱種:
その他 ニッケル
2022年6月20日 ジャカルタ 白鳥智裕

フィリピン:国家経済開発庁、ほとんどの採掘事業に改革が必要と指摘

 2022年6月16日付け現地メディアによると、2022年6月14日、国家経済開発庁(NEDA)が発表したフィリピンの大規模金属採掘事業に関する鉱業調整評議会(MICC)の総括では、ほとんどの採掘事業は、既存の法律と規制の遵守を保証するための改革が必要であるとしている。
 MICCのレビューは2段階に分けて実施され、合計45の大規模金属採掘事業が対象となった。その結果、露天掘り・坑内掘りを問わず、将来的に鉱山事業に参入するにあたっての優れたベンチマークを示した鉱山事業を4件(Nueva Vizcaya州のOceanaGold Philippines社、Dinagat Islands州のCagdianao Mining社、Palawan州のRio Tuba Nickel Mining社、Agusan del Norte州のAgata Mining Ventures)指摘した。
 OceanaGold Philippines社は、最新鋭の完全機械化坑道システムにより高い鉱石生産量を実現し、他の3つのニッケル鉱山は、鉱山操業と環境管理においていくつかの革新を示し、国内および国際レベルで評価した。
 その他、主にニッケル鉱山を中心に15件の鉱山で大きな改革が必要とされている。ニッケル鉱山の半分はCaraga地方にあり、残りの半分はさまざまな地域に広がっている。また、残りの鉱山についても、いずれも改革の必要があると評価した。
 評価は、すべての採掘事業について、法、技術、環境、社会、経済的側面から行われた。評価後、専門家は、企業が実行する必要のある事項として、モニタリングの強化と実質的な法令遵守、技術効率と生産性の向上、環境と自然資本の保護と強化、コミュニティと家庭の人的・社会的資本の改善、鉱山閉山後の地域経済成長の優先と持続を提言した。
 MICCは、すべての鉱業事業が既存の法令を遵守しているかどうかを評価・審査することが義務づけられている。また、鉱業関連の法律、規則、規制を見直し、その有効性と妥当性を向上させる政策提言を行う。

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