ソロモン諸島：Pacific Nickel社、KolosoriニッケルプロジェクトにおいてGlencoreと22mUS$の融資及び4～6年間のオフテイク契約に関する合意を締結

　2022年6月15日付けのメディアによると、豪Pacific Nickel社は、同社がソロモン諸島Santa Isabel島で進めるKolosoriニッケルプロジェクトにおいて、22mUS$の融資とオフテイク契約に関する合意をGlencoreと交わしたことを明らかにした。Pacific Nickel社はこの非拘束の合意に基づき、同プロジェクトにおける生産開始前の投資資金として、合計22mUS$の融資をGlencoreから3年間に亘り受けるほか、オフテイク契約に基づくNiラテライト鉱のDSO（Direct Shipping Ore）供給を4年間、その後両社の合意に基づき更に2年間、市場価格に連動した価格でGlencoreに対して行うとしている。また、Pacific Nickel社は、この合意に基づく融資においては、Glencoreが同融資に関する最終的なデューデリジェンス調査を完了する、及び同プロジェクトが採掘ライセンスを取得することが条件として設けられているとしている。同メディアによると、今回、GlencoreがPacific Nickel社と合意を交わした背景は、最近のNi市場では需要が急増する一方、ロシアのウクライナ侵攻や世界的な輸送事情悪化に伴って供給が減少していることがあるとされる。