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2022年6月28日 シドニー Whatmore康子

豪:WA州政府議会、FIFO勤務形態である女性作業員へのセクシャルハラスメントに関する調査最終報告書を発表

 2022年6月23日付けの地元メディアによると、WA州政府議会が、WA州の鉱山などでFly-In Fly-Out(FIFO)の勤務形態である女性作業員へのセクシャルハラスメントに関する調査を完了し、最終報告書「Enough is Enough」を発表したことが明らかになった。この調査は、豪連邦政府第三者機関が行った調査「Respect@Work」で、鉱業界において過去5年間にセクシャルハラスメントを受けたとする労働者は全労働者の40%を占めることが明らかにされたことを背景に、同州議会常設委員会が2021年7月から開始したものである。同委員会によると、調査において、政府機関や企業、専門団体から32件、資源産業で就労の経験がある個人から55件の意見書を受理し、個人による意見書55件のうち47件は実際にセクシャルハラスメントを受けた女性からのものであったとされる。同委員会は、これらの意見書や、聴取で得た証言などをもとに、同報告書で「資源産業ではセクシャルハラスメントが長期間に渡り継続的に蔓延している」、「資源産業、特にFIFOの職場では、男女間の不平等や力関係の不均衡など、セクシャルハラスメント防止の障壁となる大きなリスクが存在する」、「不適切な飲酒がはびこっており、セクシャルハラスメントを引き起こす要因となっている」などの問題点を含む79点の指摘事項を挙げた。またこれらの指摘事項に関し、「資源産業では、求職者がセクシャルハラスメントを行った履歴がないことを証明するための登録制度を設けるべき」、「鉱業企業は、FIFOの宿泊施設において適度な飲酒量の基準を設けるべき」など、24点の提言を行ったとしている。

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