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ニュース・フラッシュ

鉱種:
2022年6月29日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:政府は錫の累進的なロイヤルティを計画

 2022年6月22日付け現地メディアによると、政府は、錫からの国家収入を増加させるために、錫のロイヤルティ率を引き上げ、累進的なロイヤルティを課すことを計画している。
 2022年6月21日の国会第7委員会エネルギーにおいて、鉱物資源省のRidwan Djamaluddin鉱物・石炭局長は、錫の国際価格に連動する累進的なロイヤルティ案について、政府は業界関係者と協議を続けているとし、「引き上げ幅は販売価格によって包括的であったり、一律でなかったりする」と述べた。また、「国がより多くの収入を得る一方、企業の収入が減少するが、バランスがとれるようロイヤルティの数字をシミュレートしているところである。両者が納得する中間点を見つける」とした。現在の錫のロイヤルティは一律3%である。
 その他、Ridwan局長によると、同省が現在、錫インゴットの輸出禁止計画に関してJoko Widodo大統領への政策提言を準備していることも明らかにした。現在、インドネシアは錫のインゴットの98%を輸出し、2%は国内市場(加工用)向けである。実際にインゴットの輸出を止めるのであれば、国内加工産業を大規模に準備しなければならないことを意味するとした。
 エネルギー鉱物資源省によると、錫の輸出大国であるインドネシアは、中国に次いで世界第2位の錫の埋蔵量を有している。インドネシアの錫埋蔵量は800千tで、世界の埋蔵量474百万tの17%にあたる。同国の錫埋蔵量の約91%は、Ridwan局長が知事代理を務めるBangka Belitung州に位置している。

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