豪：Cyprium Metals社、再開準備を進めるWA州Nifty銅鉱山において50mA$の前払い融資に基づくオフテイク契約に関するLOIをGlencoreと締結

　2022年6月27日付けの地元メディアによると、豪Cyprium Metals社は、現在再開準備を進めているWA州Nifty銅鉱山において、50mA$の前払い融資に基づくオフテイク契約に関するLOI（Letter of Intent：基本合意書）をGlencoreと締結したことを明らかにした。Cyprium社はこのLOIに基づき、Glencoreから同鉱山の再開費用として50mA$の融資を受け、またこの融資を、同鉱山における操業再開のPhase 1で生産する電気銅全てをオフテイク契約に基づいて60か月間にわたりGlencoreに供給することで返済するとしている。Cyprium社は同鉱山の再開で必要とするCAPEXやOPEXを賄うために現在、総額240～260mA$の資金を融資で調達することを目指しており、今回のLOIに基づくオフテイク契約の前払い融資も、これらの融資調達の一部であるとしている。Cyprium社は同鉱山の再開に関し、CAPEXが149mA$、税引き後NPV（割引率7％）が277mA$、税引き後IRRが37％、電気銅の生産量が平均25千t/年となると試算している。