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ニュース・フラッシュ

鉱種:
グラファイト
2022年7月7日 ヨハネスブルグ 栗原政臣

モザンビーク:豪Syrah Resources社、Balamaグラファイト鉱山の物流を再開

 2022年6月17日付け豪Syrah Resources社のプレスリリースによると、Syrah Resources社は、モザンビークの主要輸送ルートにおける物流及び人員移動の一時停止措置を解除した。Syrah Resources社は2022年6月9日、モザンビーク北部Cabo Delgado州にあるSyrah Resources社が操業するBalamaグラファイト鉱山から約200kmのAncuabe近郊の鉱山プロジェクトサイトが武装集団により襲撃されたとの報告を受けたことから、影響を受けると思われる道路の移動を停止する予防措置を取っていた。Syrah Resources社は、予防措置の解除について、同社とその物流サービスプロバイダーが、独自のモニタリング及び適格な第三者による安全評価に基づき、人員と物流の移動の予防的停止を解除したと説明している。。対象となるN1道路はこの予防的停止期間中も開通しており、政府および治安当局の重要な優先事項となっていた。Syrah Resources社は、Cabo Delgado州のBalama鉱山から約200kmの地点で発生した治安悪化の報告を受けてN1道路での移動を停止し、鉱山の従業員や請負業者に被害はなかった。Syrah Resources社は、モザンビーク政府、治安当局、その他の関係者と緊密に連絡を取り合い、地域の治安を監視し、従業員や請負業者の安全を確保する努力を続けている。
 なお2022年6月14日、Ancuabeグラファイトプロジェクトを所有する豪Triton Minerals社は、同年6月8日、Ancuabeサイトが反乱軍に襲撃されたとし、この攻撃によりTriton Minerals社の警備員及び管理人のうち2名が致命傷を負ったことが判明したと発表している。

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