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ニュース・フラッシュ

鉱種:
亜鉛 鉄鉱石 ニッケル リチウム
2022年7月11日 シドニー Whatmore康子

豪:2021/22年度鉱物資源輸出額が405bA$と対前年度比31.1%増、ロシア産化石燃料の禁輸制裁によるエネルギー価格値上がりなどが背景

 2022年7月4日付けの地元メディアによると、豪州の2021/22年度における鉱物資源輸出額が405bA$と対前年度比31.1%増となり、過去最高の水準に達したことが連邦政府の報告書「Resources and Energy Quarterly」で明らかになった。同報告書は、この大幅な輸出額増加の背景について、2022年3月にウクライナ侵攻を開始したロシアへの経済制裁として、世界各国がロシア産化石燃料を禁輸したことにより、石炭やガスなどの供給不足が生じ、エネルギー価格が値上がりしたことがあるとしている。豪州の同年度における鉱物資源輸出額を鉱種ごとに金額順に並べると、鉄鉱石が対前年度比15.8%減の133bA$、液化天然ガス(LNG)が同比118.8%増の70bA$、原料炭が同比141.7%増の58bA$、一般炭が同比129.4%増の39bA$、金が同比11.1%減の24bA$となったほか、電気自動車(EV)で使用されるリチウムイオン電池(LIB)の材料や再生可能エネルギー施設に使用される鉱物として定義される「クリティカルミネラル」のニッケルやリチウム、亜鉛がそれぞれ前年度比71.8%増の6.7bA$、同比310%増の4.1bA$、同比23.5%増の4.2bA$となっており、大幅に増加している。同報告書では、2022/23年度における豪州の鉱物資源輸出額について、エネルギー価格の高値傾向が継続する見通しであることから更に増加して、419bA$になると予測している。

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