閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
リチウム
2022年7月12日 バンクーバー 佐藤すみれ

ドミニカ共和国:チリ政府支援の下、リチウム鉱床特定を目指す

 2022年7月6日付けドミニカ共和国上院の発表によると、リチウム調査特別委員会は、チリ政府と共同でリチウム開発の可能性に関する会議を開始した。リチウムの研究・開発に関連する側面の社会化を目的に、チリ鉱業省および地質鉱山局(SERNAGEOMIN)の協力の下進められている。第1回目となった今回は、鉱徴地の特定プロセスとそのために重要となる物質に関し説明が行われ、次回第2回目の会議ではサンプリングに関する議論が予定されている。チリ鉱業省国際担当のLucio Parada氏は、ドミニカ共和国がリチウムの責任ある採掘に必要なメカニズムを得られるよう、同省の専門家が支援を提供する用意があると述べた。また、Rolando Muñoz鉱山局長は、すでに南東のBarahona州やBahoruco州といった塩田が存在する地域において調査が実施されており、今後も効果的なプログラムを計画していきたいと語った。特別委員会は、リチウム資源の開発ポテンシャルと商業化の方法を調査するために2022年1月に発足した。その設置に係る決議書では、リチウムが石油の代替資源となることに対する期待が強調されている。

ページトップへ