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2022年7月14日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:エネルギー鉱物資源省、錫製錬業者に商品の原産地に関する日次報告書を要求

 2022年7月8日付け現地メディアによると、エネルギー鉱物資源省(MEMR)は、錫製錬所向けに商品の原産地報告に関する通達を発行した。同省のRidwan Djamaluddin鉱物石炭局長によれば、商品の原産地に関する報告は、違反を最小限に抑えられるよう、下流部門から錫のガバナンスを改善するための努力である。
 同局長は、商品がどこから来て、どれだけの錫砂が入ってくるかの毎日の報告を実施しない錫製錬所には、法的な対応があることを強調した。
 また同局長は、原産地が不明な錫砂は、PT Timahが所有する鉱業事業許可(IUP)地域から来たのではないかと疑っている。報告によると、PT Timahは、その埋蔵錫が違法採掘者によって採掘されたために、毎年2.5tIDR(インドネシアルピア)の損失を被っているという。
 同局長は、エネルギー鉱物資源省が、携帯電話事業者と協力して、監視カメラを設置するよう製錬所に要求する予定であると付け加えた。

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