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フィリピン:EV産業に必要な鉱物でイタリアとの協力を模索
2022年7月6日付け現地メディアによると、フィリピン貿易省は、電気自動車(EV)産業で必要とされる戦略的鉱物について、イタリアとの協力を模索していると発表した。
Alfredo E. Pascual貿易大臣は、2022年7月6日の東南アジア諸国連合(ASEAN)イタリア経済対話でのスピーチで、フィリピンはイタリアにとってニッケル、コバルト、銅といったグリーンメタルの供給源になれると述べた。
同大臣は、「フィリピンは、イタリアのEVとバッテリー生産に必要な重要な鉱物を供給する上で、イタリアの戦略的パートナーとなることができる」とし、「ニッケル、コバルト、銅は豊富にある。また、フィリピンは世界の輸出量の31%を占め、アジアだけでなく世界でも圧倒的なニッケル鉱石の供給国である。しかし、もちろん、我々は今、この鉱物資源を現地で更に付加価値をつけたいと考えている」と述べた。
また、同大臣は、イタリアのEVメーカーは、フィリピンの輸入EVの関税がゼロであることを利用できると述べた。フィリピンの関税委員会は、EVの普及を促進するために関税をゼロにすることを推奨している。さらに、フィリピンはEV市場を開放し、現地生産をサポートするエコシステムを開発中であると述べた。