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インドネシア:無許可採掘(PETI)が増加、南Sumatra州が最多
2022年7月12日付け現地メディアによると、2021年第3四半期までのインドネシアにおける無許可採掘(PETI/Pertambangan Tanpa Ijin)は2,700か所以上にのぼる。このうち鉱物関連が2,645か所、石炭関連が96か所で、無許可採掘活動の多くは南Sumatra州にあるという。
同日、エネルギー鉱物資源省(MEMR)のSunindyo Suryo Herdadi鉱物・石炭工学・環境部長は、同省ウェブサイトにて、違法採掘や無許可採掘は引き続き政府の懸念事項であると指摘した。
同部長によると、無許可採掘は、地域社会や企業が無許可で行う鉱物や石炭の生産活動で、優良採掘原則を用いず、環境、経済、社会に負の影響を与える。さらに、国や周辺コミュニティに対する義務も無視しているという。無許可採掘はライセンスを取得していないため、本来、採掘者の責任である義務を無視することになる。
無許可採掘に対して、海事投資調整省、政治・治安担当調整大臣府、エネルギー・鉱物資源省、環境林業省、内務省、インドネシア警察が協力して対処している。
政府が違法採掘行為に特別な注意を払うのは、社会・経済・環境生活に関するものを含め、無許可採掘(PETI)事業による多くの悪影響があるためとした。
