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ニュース・フラッシュ

鉱種:
鉄鉱石 クロム コバルト ニッケル
2022年7月25日 バンクーバー 佐藤佑美

加:Canada Nickel社、ON州Crawfordニッケルプロジェクトでの炭素隔離技術に関する試験結果を発表

 2022年7月20日付けプレスリリースの中で、加Canada Nickel社はON州北部に位置するCrawfordニッケルプロジェクトでの活用が期待されている、尾鉱への炭素隔離技術に関する試験結果を発表した。同プロジェクトはCO2を自然に吸収・隔離するとされる超苦鉄質岩から構成されており、かねてより同社はネットゼロ鉱山操業の可能性を追求してきた。Canada Nickel社が開発中の炭素隔離技術はIn Process Tailings Carbonation(以下、IPT Carbonation)と呼ばれ、鉱石処理プロセスと並行して、短時間で尾鉱にCO2を固定化する技術である。今回の試験では、IPT Carbonationを導入したところ36時間以内にネットゼロ達成に十分なCO2を固定化ができ、わずか6日間でニッケル1tあたり26tのCO2回収率を達成できたという。本結果により、ニッケル1tあたり21tの炭素クレジット、すなわちマインライフ25年間にかけて平均710千t/年の炭素クレジットの生成余地があると試算された。
 Crawfordニッケルプロジェクトの総生産量はニッケル842千t、鉄鉱石21百万t、クロム1.5百万tで、2022年7月に更新された概則・精測資源量は1,425百万t(品位:Ni 0.24%、Fe 6.59%、Cr 0.60%、Co 0.013%)である。

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