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ペルー:Las Bambas銅鉱山周辺コミュニティ、30日間の抗議行動期間の終了も協議に進捗なし
2022年7月22日付け現地紙によると、2022年4月20日から6月10日までLas Bambas銅鉱山(Apurimac州)の敷地を占拠し操業停止をもたらしていた6つの周辺コミュニティは、同年7月15日までの30日間、抗議行動を一時停止し、MMG Las Bambas社との協議や合意形成が予定されていた。
しかしながら2022年7月21日にエネルギー鉱山省(MINEM)などの仲介で実施された協議では、MMG Las Bambas社が既存の合意書に基づく約束や責任の履行状況の確認を優先しようとした一方で、コミュニティ側は新たな要望を行おうとしたことなどから双方の折り合いがつかず、合意達成に至らなかった。
こうした中MINEMは、今後も双方の対話を促進し合意達成を目指す方針を明らかにした。また、抗議の一時停止期間を2022年8月20日まで延長することが模索されている。
なお、Las bambas銅鉱山では2022年6月半ばの操業再開後、110%の体制で操業が行われている。
