ボリビア：Uyuni塩湖の水処理プラント建設の入札結果にYLB労働組合が抗議

　2022年7月26日付け現地紙によると、ボリビアリチウム公社（YLB）の労働組合は、Uyuni塩湖の水処理プラント建設の入札で、プラントエンジニアリング企業Carlos Caballero S.A.が344.3mBOB（ボリビアーノ：約49.47mUS$）で落札したことに関し、他の参加企業がそれよりも低い価格であった（CMEC社：343.6mBOB、Jiangsu Geology & Engineering社：331.6mBOB、Asociación Accidental Crig/Ecec社：323.9mBOB、Sinohydro Corporation Limited社：314.9mBOB）ため、炭化水素エネルギー省が音頭を取った汚職の疑いがあると抗議した。
　本件に対して、YLBのBeltrán研究開発部長は、プロジェクトの複雑さと重要性を考慮し、価格だけではなく、品質・価格・時間によって評価された結果と述べた。また、全要件を満たしたのはJiangsu Geology & Engineering社とCarlos Caballero S.A.社の2社のみであり、後者は高い価格であったものの経済評価で高い評価を得たため落札されたと説明した。