閉じる

ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル
2022年8月4日 ジャカルタ 白鳥智裕

インドネシア:PTVI、Pomalaa製錬所に関する枠組み協定に基づき、中Zhejiang Huayou Cobalt社、Ford社とニッケル製錬所に関する協定に調印

 2022年7月22日付け現地メディアによるとPT Vale Indonesia(PTVI)、中Zhejiang Huayou Cobalt社(浙江華友鈷業股份有限公司)、米国の自動車メーカーFord Motor社は、インドネシアでニッケル製錬所を建設するための拘束力のない協力覚書に調印した。
 3社は、電気自動車(EV)バッテリーの生産に使用される混合水酸化物沈殿物(MHP)を120千t/年生産する製錬所を開発するパートナーシップを構築する計画である。
 PTVIは、2022年7月21日、Ford Motor社との新しいパートナーシップは、同年4月のZhejiang Huayou Cobalt社とのPomalaa HPAL製錬所に関する枠組み協定に基づいて構築されると述べた。
 Ford Motor社のLisa Drake EV産業化担当副社長は、「この3社の関係は、Ford Motor社が、数百万台のEVを顧客に提供するために必要なニッケルを確保する創造的な方法であり、その過程でFord Motor社はESG(環境・社会・ガバナンス)目標を常に中心に据えている」と述べた。また、Zhejiang Huayou Cobalt社のGeorge Q. Fang副社長は「Ford Motor社とPTVIとのパートナーシップは、顧客に安定した持続可能な供給をもたらすだけでなく、ますます強固になるEV産業とインドネシア経済にも利益をもたらす。このプロジェクトは、2025年に完成する予定である」と述べた。
 世界最大のニッケル埋蔵量を誇るインドネシアは、アジア地域のEVハブになることを目指し、インドネシア国内のEVサプライチェーンの発展に寄与する外資を求めている。
 また、Ford Motor社は2022年7月22日に、バッテリー原料をさまざまな企業から調達するなど、EVへのシフトを加速させるための一連の取引を発表した。これらの取引は、Ford Motor社が、2023年後半までに全世界へのEV年間生産台数を60万台、2026年末までに200万台以上にすることを目指す取り組みの一環である。
 Ford Motor社のJim Farley CEOは、同社は迅速に拡大するための産業システムを整備している最中と述べている。

ページトップへ