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ニュース・フラッシュ

鉱種:
コバルト ニッケル
2022年8月4日 ジャカルタ 白鳥智裕

フィリピン:貿易産業省、鉱業の付加価値として鉱石加工に注目

 2022年7月26日付け現地メディアによると、フィリピンは鉱業に付加価値をつけるため、鉱石加工産業を発展させる必要がある、とAlfredo Pascual貿易産業大臣が施政方針演説(SONA)後の経済ブリーフィングで述べた。
 同大臣によると、フィリピンはニッケル、コバルト、銅などの金属の資源国であるが、現在は鉱石のまま輸出しており、付加価値を最大化できていない。このため、多くの価値を生み出すことができるよう、輸出前にさらなる加工処理を行う必要があるとした。そして、金属の高付加価値化に取り組むことによって国内の雇用を創出すると述べ、ニッケル、コバルト、銅などの金属は、電気自動車(EV)のバッテリーやクラウド産業のインフラ設備の製造などの新興産業にとって不可欠であると指摘した。
 Marcos大統領は、選挙期間中、金属を加工することによって、鉱業で付加価値を生み出したいとした。他方で、露天掘り鉱山がもたらす環境汚染や近隣のコミュニティにもたらす危険から、露天掘りを「警戒」もしている。
 Pascual大臣は、エネルギー源や物流など工業化に「障害」はあるが、Marcos政権がこれらの課題に対処すると確信していると述べた。

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