ペルー：鉱業石油エネルギー協会、2022年鉱山建設開始予定の7プロジェクトに特段進捗なしと言及

　2022年8月3日付け現地紙によると、鉱業石油エネルギー協会（SNMPE）のGalvezダイレクターは、エネルギー鉱山省が2022年中に建設開始予定とする投資総額4,417mUS$相当のプロジェクト7件について、いずれも特段の進捗は見られず、複数の案件で鉱山建設開始が延期されていると述べた。各案件について、以下のとおり言及した。

• Yanacocha硫化鉱開発プロジェクト（Cajamarca州）：開発決定が2023年となる見通し。
• Corani銀プロジェクト（Puno州）：事業継続に必要な資金を調達中。
• San Gabriel金プロジェクト（Apurimac州）：地域コミュニティとの争議により一時停止している。
• Magistral銅プロジェクト（Ica州）：進捗状況について公式な発表が行われていない。
• Las Bambas銅鉱山Chalcobamba鉱床開発プロジェクト（Apurimac州）：地域住民や違法鉱業従事者による開発予定地の占拠が続いている。

　また、先の独立記念日でCastillo大統領が発表した2022年や2023年における鉱業投資額の増加見通しに対しては、懐疑的な見方を示した。