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- リチウム
加:QC州North American Lithiumプロジェクト、2023年Q1の操業再開に向け順調に推移
2022年8月4日付けのプレスリリースにおいて、豪Sayona Mining社は、加QC州North American Lithium(NAL)プロジェクトにおけるスポジュメン精鉱の生産再開計画の進捗状況を発表し、施設と設備のアップグレードの約30%が完了したことを報告した。予定どおり、2023年Q1に生産を再開する予定である。
同プロジェクトは2017年まで採掘が行われており、2023年に生産が再開された場合、スポジュメン精鉱において北米唯一の現地サプライヤーとなる。また同社は同プロジェクトと近隣のAuthierリチウムプロジェクトを統合させて、Abitibi地域に世界規模のリチウムハブを建設する計画である。なお両プロジェクトとも、Sayona Mining社が権益75%、米Piedmont Lithium社が権益25%を保有している。
NALプロジェクトのマインライフは27年で、約115千t/年のスポジュメン精鉱(酸化リチウム6%)の生産が見込まれている。また2022年5月に公表されたPFSによると、割引率8%における税引後NPVは約751mC$、IRRは139%、投資回収期間は約2年と算出されている。
