ニュース・フラッシュ
- 鉱種:
- ニッケル
豪:BHP、電気自動車の普及に伴いニッケル需要が増加する見通しに基づきWA州におけるニッケル探鉱の規模を拡大
2022年8月3日付けの地元メディアによると、BHPは、電気自動車(EV)の普及に伴ってEVで使用されるリチウムイオン電池(LIB)の材料となるニッケルの需要が増加するという見通しに基づき、傘下の豪Nickel West社がWA州で行うNi探鉱の規模を拡大する。Nickel West社のJessica Farrell資産担当最高責任者は、2022年8月1~3日に同州Kalgoorlieで行われた鉱業フォーラム「Diggers & Dealers」で、BHPがNickel West社の事業を通じて2022年にWA州で行うNi探鉱の費用は2005年以来の最高水準となる見通しであると述べた。BHPは2005年に豪WMC Resources社を7.3bUS$で買収したことで同州Mount Keith Ni鉱山を取得した。2020年には露Norilsk社から、同州Honeymoon Well Niプロジェクトを30mUS$で買収した。同最高責任者によると、これらの資産が含まれるAgnew-Wiluna帯においてBHPが保有する120千haのエリアでは、7.4百万t以上の硫化ニッケルが存在し、その大部分が未探鉱であるとされている。
