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スイス:Glencore、2022年上半期の生産実績を発表
2022年7月29日付けのプレスリリースによると、Glencoreは2022年上半期の生産実績を公表した。2022年上半期の生産量は、銅が対前年同期比15%減の510.2千t、コバルトが同40%増の20.7千t、亜鉛が同17%減の480.7千t、鉛が同19%減の95.1千t、ニッケルが同21%増の57.8千tであった。銅の生産量減少については、DRコンゴKatanga銅・コバルト鉱山での地質上の制約、2022年1月の豪州Ernest Henry銅・金鉱山売却等によるものである。亜鉛の生産量減少については、南米のポートフォリオの売却や閉鎖による縮小等によるものである。ニッケルの生産量増加については、ニューカレドニアKoniamboニッケル鉱山のダブル生産ラインが2022年に稼働したこと、豪州Murrin Murrinニッケル・コバルト鉱山において前年同期がメンテナンス中であったのに対して今期は安定的に稼働したことによるものである。
2022年通年の生産ガイダンスについては、コバルトは45±3千t、亜鉛は1,010±30千t、ニッケルは118±5千tと前回から据え置いている一方で、銅はDRコンゴKatanga鉱山の地質上の制約が継続することにより、1,060±30千tと前回の1,110±30千tから50千t(5%)下方修正している。
