ペルー：La Libertad州、金採掘エリアを巡る抗争が激化

　2022年8月5日付け現地紙によると、同年8月3日La Libertad州Pataz郡Pataz区で金の採掘エリアを巡る衝突が起こり、3名が負傷したほか、少なくとも10名が死亡した模様となっている。
　市民オンブズマンのLa Libertad州代表は、州内における金の採掘エリアを巡る対立が増加しているとし、Pataz区の鉱業従事者の大部分は合法化途上のインフォーマル業者である一方、残りは違法業者であるとコメントした。そして、唯一の合法企業であるMinera Poderosa社が最大の被害を受けているとの見解を示した。またPataz区長は、区内の道路や沢で頻繁に遺体が発見されているほか、自身も殺人予告の脅迫を受けていると言及した。
　La Libertad州内ではPataz区だけでなくSanchez Carrion、Otuzco、Santiago de Chucoなど複数の郡で違法鉱業が深刻化しており、Llempen知事はこれらの郡に対する非常事態宣言の発出を中央政府に要請している。